脳を活性化すること

普段の生活を少々、見直すことで、脳を活性化することができる。神経内科学専門の北村伸日本医学大学教授は、そのための具体的なポイント として「人を褒める」「グループ活動に参加すること」「１日３人以上の人と話す」などを挙げている。東日本震災以降、とりわけ”人と人との絆”の大切さが強調されている。確かに、他者とコミュニケーションを取ったり、共感したりすることは、同時に、自らの脳を生き生きさせる方法でもある。私たちの運動は、ただ自身の内面を見つめ、真理を求めることに終始するのではなく、人間社会の海に飛び込み、より良い社会をつくるために行動する生き方を大切にする。人と出会い、語り合った分だけ、自分も元気になる。新たな人生のドラマが始まる。その脚本を描くのも、主人公を演じるのも自分自身だ。